通関のセキュリティ - 通関規制の確実な把握
国際的なテロとの戦いの中で、通関当局は法規制を強化しています。とりわけ、C-TPAT のようなパートナーシッププログラムを通じて通関データを事前に公表するよう企業に義務づけ、信頼できるパートナーの分類を実施しています。当社は証明書保有者として、通関当局に個別の担当者を置き、お客様の貨物をご希望の国へ迅速に輸入できるようサポートしています。
厳格なセキュリティ対策が求められる米国への輸出
世界的なテロに対する数々の禁輸措置により、特に米国では輸入に対して多くの通関障壁が設けられています。これは特定の人物や組織から保護したり、テロリスト集団の資金源を枯渇させたりすることを目的としたものです。禁止されている国、企業、個人は、米国によって「ブラックリスト」に入れられています。テロリスト集団のリストは EU 規則 881/2002 に、いわゆる「タリバン規則」は EU 規則 2580/2001 に記載されています。
DACHSER 通関セキュリティの概要:
- 定期的な集中トレーニングを受けている経験豊富な従業員
- 輸入者セキュリティファイリング(ISF)に関する長年の経験
- 2008 年 7 月より AEO(認定事業者)に認定
- 米国の輸入の円滑な処理
- 現地の担当者が直接対応
米国に貨物を送るには 10+2 ルールが必須
米国におけるセキュリティ規制の強化により、輸出品には徹底的な検査が必要となっています。輸入者セキュリティファイリング(ISF)に基づいて貨物の確認が実施されます。いわゆる 10+2 ルールでは、船舶が出発港を離れる少なくとも 24 時間前までに、定められた 10 の項目を米国通関に電子的に送信する必要があります。提出書類の誤り、遅延、漏れに対しては、2,500 ドルから 5,000 ドルの罰金が科されます。特に申告漏れについては、米国内の港で時間のかかる通関の検査を受け、支払いが必要になるというリスクがあります。
AEO としてお客様の輸入をサポート
アメリカの通関に対して輸入品の安全性を証明するために、当社はいくつかのレベルでお客様をサポートします。何よりもまず、当社には優れた実績があります。AEO(認定事業者)としてのステータスにより、セキュリティに関連する通関管理が円滑化されます。お客様の商品のために、一貫性のある国際的なサプライチェーンを確保しています。
米国へ商品を円滑に輸送
手続きの処理に関しても、当社はお客様にとって優れたパートナーとなることができます。DACHSER は 2009 年以来、登録「申告者」として数多くのクライアントの業務を代行してきました。当社の従業員は、米国の通関当局の規制やプロセスを細部に至るまで熟知しています。データを送信する際には、米国の通関によってテストされたウェブベースのプラットフォームを使用し、お客様の輸送データを安全に転送します。
当社のサービスをご利用いただくことで、輸入品を安全に米国に届けることができます。当社では専門的かつ日常的に申告を行っています。そのためお客様は米国でのあらゆる事業を円滑に処理し、順調なスタートを切ることができます。別の輸送業者をご利用の場合でも、申告のサポートを行っています。詳細については、お近くの DACHSER 支店の担当者にお問い合わせください。